今回は極楽とんぼの加藤浩次の話をしたいと思います。全然SMAPの話じゃないと思いきや、つながりはちゃんとあります(笑)

〈Photo by yahoo.co.jp〉
ジャニーズ事務所が公正取引委員会から注意を受けた翌日。自身が司会を務める番組「スッキリ」にて「圧力があるのはみんな分かること」とはっきりとコメントしました。
これは非常に勇気のいる行為でしょう。
更に、宮迫博之と田村亮の会見の翌日もそうでした。自身が所属する吉本興業にも「上が責任を取らないとおかしい。社長と会長が辞任しないのであれば、自分は吉本を辞める」とまで言い切りました。
加藤浩次は明らかに既得権側にいるにも関わらず、自身へ圧力が降りかかることを恐れずにコメントする理由は何なのでしょうか。
香取慎吾は実際加藤が司会の「スッキリ」に出演しています。記事はこちらからどうぞ。
元々、「狂犬」と呼ばれていた加藤浩次。
そもそも、加藤浩次は芸能界で「狂犬」というあだ名が付けられる程歯に衣着せぬ物言いで有名でした。
最近は年齢とともに丸くなってきた感はありましたが(朝の情報番組をやるならどうしても万人受けも必要ですしね)、それでも今回の一連のコメントは本領発揮という感じですね(笑)
極楽とんぼの相方である山本の不祥事以来芸能界に何らかの不信感があった?
2006年に未成年と無理やりわいせつ行為に及んだとして相方の山本圭一は吉本興業をクビになりました。
その後も草の根活動をしているものの、地上波では山本や極楽とんぼをコンビで見ることはありません。
唯一、AbemaTVにはコンビで出演しています。
相方が事件を起こして10年以上の長い時を得ても復帰できなかったり、地上波では共演できない現実を見て加藤も思うことがあったのでしょう。
「めちゃイケ」で少しだけ山本は出演したものの、それも特別回だけでその「めちゃイケ」も終了してしまいました。
中居正広とナイティナインの最後の日本全国一周旅の最後に山本が加藤浩次と共演。その時の恩がある?
この時は稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人が退社して「72時間ホンネテレビ」を大成功させた後でした。
「72時間ホンネの旅」というサブタイトルを掲げて、「めちゃイケ」の恒例企画だった中居とナイティナインの最後の日本一周旅は始まりました。
中居も長年同じグループを勤めてきた3人が独立して、圧力で地上波に出られなくなるのに心を痛めていたでしょう。
山本圭一を美味しい場面で呼んだのは、中居も加藤浩次の気持ちが分かったからでしょう。
また、ラジオで再三語っていますが中居は「一度失敗した人にもセカンドチャンスを与える社会であってほしい」という立場の人です。
そして、その恩は中居が「行列のできる法律相談所」にゲスト出演した時に返されます。
加藤は中居がゲスト出演をするのを知っていたんでしょう。わざと「人にやさしく」で共演した香取慎吾のエピソードを披露します。
そして、その話題を中居が登場した時に回収するということがありました。詳しくは別の記事に書いたので割愛しますが、彼らの絆が見受けられますね。
加藤浩次は香取慎吾とドラマで共演して以来の仲。
加藤は以前も自身の番組「スッキリ」で元SMAPの3人だけあからさまにカットされた際にワイプでぶちぎれていました。
今回のことだけではなく、ずっと不満に思っていたみたいですね。
山本がクビになってもコンビを解消しなかったですし、義侠心の厚い人なんでしょう。
社長と会長が辞めないと自分は吉本興業を辞める、とまで言い切ったのはびっくりしました。
しかし、圧力や忖度を嫌う彼なら権力側に自分だけぬくぬくといるのは嫌だと思ってもおかしくないでしょう。
加藤の件もそうですが、芸能界の忖度、圧力にも大きなメスが入り始めていますね。
今後大きく方向転換していきそうです。