今回は音楽の日で中居正広と嵐がとうとう初共演を果たしたことについての記事です。
「うたばん」での大野智が中居正広に悪態をついて中居がキレるという一連の懐かしコントも再現されていました。ファンにとっては垂涎だったのではないでしょうか。
しかし、だからといって中居が完全にジャニーズ事務所へ残留を決めて忠誠を誓っているというわけでも無いでしょう。
中居はレギュラー番組が無くなったり、CMが無かったりしていますからね。
SMAP独立騒動で憶測が飛び交った反省から、中居は自身の情報が限りなくでないように中立な態度を一層強化しているように見えます。
中居と相葉雅紀の影のデッドヒートの記事はこちらからどうぞ。中居の司会の仕事(特にスポーツキャスターをなんとか相葉にスライドさせたいようですね)
「音楽の日」は2018までKis-my-ft2ら元飯島派かKing&Princeらジャニー派のグループだけも、2019はジュリー派筆頭、嵐が出演。
嵐が出たということはジュリー氏の傘下に中居が下ったということなのでしょうか?
答えはそう単純ではないと思います。
ジャニー氏が倒れる前から嵐が音楽の日に出演するのは確定していたので、嵐もグループとしてのタイムリミットが近づき、ジャニーズ事務所に暗い話題が多い中話題を提供しようとしたんでしょう。
ジャニーズ事務所の屋台骨が揺るぎかねない非常事態。ジュリー氏はそんな中で派閥争いをしている場合ではない、と踏んだのかもしれません。

これは今年1月の嵐の活動休止会見の様子ですが、この際ジャニー喜多川氏が放った「2年後にはもう僕はいない」というのが話題になっていました。
もう体調がよくなくていつどうなるか分からないとジャニー氏も覚悟していたのでしょう。それがあってタッキーこと滝沢秀明も引退し裏方に専念することを決定したのかもしれません。
次期社長と言われていたジュリー氏にとっては頭の痛い話だったでしょう。自身のマネジメントするグループで、エースの嵐は2020末で活動休止、TOKIOは音楽活動無期限休止、関ジャニ∞も渋谷すばるの脱退を受け、錦戸亮、大倉忠義も脱退したがっているとか。
そうなれば、自身の育てたタレントやグループをひいきしている余裕はないでしょう。
ジュリー氏が社長に就任してジャニーズ事務所の権力が落ちたと言われるのが一番怖い。
ジャニー氏がくも膜下出血で緊急入院したという大ニュースを各局に報じさせないようにジャニーズ事務所が各所へ通達していたのは記憶に新しいと思います。
実際、嵐が会見で述べるまではどこもテレビでは報道されませんでした。
これが零細事務所の社長であればそうはいかなかったでしょう。
やはり、ジャニーズ事務所には絶大な権力があるのです。
しかし、ジャニー氏からジュリー氏に代わってジャニーズ事務所の権力が落ちたと言われるのだけは避けたいのがメリー氏とジュリー氏。
いまだ稼ぎ頭の中居正広の力を借りてでも危機的状況を打破したいのは間違いありません。
中居正広に対する冷遇が無くなったわけではない?中居はジャニーズ残留なのか……。
しかし、未だに中居だけジャニーズ事務所のホームページにまともな情報が載っていないですし、どこか中居とジャニーズ事務所に距離があるのは確かです。
今回、音楽の日では中居が慕っていたジャニー氏を追悼する場というのがあったから中居が滝沢に手紙を書いてもらい読み上げたり、嵐やV6らが揃う中で中居が司会として先導しただけでしょう。
しかし、ジャニーズとしては中居に出て行かれたら困るので、何とか歩み寄りを示しているように見えます。
東京オリンピックのTBSキャスターはずっと就任してきた中居ではなく安住に決まりました。
中居は沈黙を貫いて久しいですが、ジャニー氏の恩義を貫いて残留したと言われるだけにジャニー氏がいなくなってどうなるか。
あまり今はジャニーズ事務所を出るメリットがないだけに、注目は2020年になりそうです。少なくとも、ジュリー氏陣営に媚びを入れたというのは無いでしょう。