今回は前回に引き続き香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛がジャニーズ事務所を退所した理由についての記事です。
SMAP活動休止が決まっていましたが、それはファンに失礼だと香取、草彅が主張したとか。
ファンの前に姿を見せられない、自分たちの望む仕事もできないのであればいっそSMAPを解散したいと思ったのでしょう。
実は、香取、草彅、稲垣3人でグループを結成するからジャニーズ事務所から独立したわけではないようです。
1人1人が「SMAPのファンのために」何ができるかを考えた結果、3人は「ジャニーズ事務所から独立」となりました。
そして、3人の方がジャニーズ事務所からの圧力をできるだけ避けられるという意味もあったのでしょう。
解散コンサートができなかった贖罪(しょくざい)でもあります。
SMAP解散後、最初は3人は「新しい地図」を結成する予定は無かった?
実ははじめは3人ともバラバラの道を選びそれぞれの道を行くつもりだった、と香取慎吾は「ななにー」や取材で語っています。
その通りで、SMAP解散が決まった後は決して中居正広を筆頭とした独立組4人と木村拓哉1人で分裂していたわけではないと思います。(ただし、木村拓哉と残り4人に軋轢が無かったと言えばうそになるでしょう)
松本人志もワイドナショーでの「押し花」発言に加え、「4:1とか言ってるけど違って、1:1:1:1:1だと思うよ」と述べています。
中居正広に近い松本人志がこの意見ですから、それは限りなく真実に近い意見でしょう。
中居正広と仲が良い松本人志が建前だけのためにそんな事を言うとは思えないですしね。
中居が2016年12月31日の『中居正広のSome girl’ SMAP』で述べた「今更自分をよく思ってもらおうとして、自分の正しさを主張したり嘘を付いたりしたくない」という思いを親友である松本人志がないがしろにするはずがないでしょう。
また、松本はそんな建前を言うキャラクターでもないです。
なので、個人個人が考えて解散が決まったし、ジャニーズ事務所から独立するかはたまた残留するのかを決めたと思います。
実は2016年1月の『SMAP×SMAP』にて行われた公開謝罪のあとも、彼らは存続かもしくは休止、解散かなどと5人で話し合っていたと思います。
何故かと言えば、稲垣吾郎が阿川佐和子との週刊文春での対話でこう述べているからです。
阿川佐和子の「通じ合っていないメンバーがいたのかな、という気もしたけど」という言葉に「4人でも話し合ったし、5人でも散々話し合った。通じていないメンバーは1人もいない。SMAPを愛している」と語っているからです。
こちらの記事で稲垣吾郎がSMAP再結成のカギになるという話に加えて詳しく語っています。よろしければお読みください。
実はウソ!?8月に木村拓哉が不在の際に4人で電撃解散を決めた、という話。
こちらはウソである可能性が高くなっています。
2016年6月にはジャニー社長がSMAPを解散しないよう説得したものの止められず「Youたち後悔しないでね?」と言った、と記事になっています。
この記事を作った作家の人はジャニーズ事務所公認で本を出している人なので間違いない発言でしょう。
(こちらの本で詳しく語られています)
SMAP解散当時に語られていた内容は、嘘かオーバーなものだったと思われます。
木村拓哉と他4人が仲たがいしたのは事実でも、それが決定だとなって解散したわけではないはずです。
ジャニーズ事務所が有利なように少しずつ真実は歪められています。
ファンの前に直接現れて活動したかった。
稲垣吾郎も草彅剛もジャニーズ事務所退所を決めるまではかなり悩んだと言われています。
しかし、最終的には「少年隊」のように実質解散状態でファンの前に姿を見せられないよりは多少圧力がかかってもファンの前に姿を見せたい、と思ったんでしょう。
稲垣吾郎も「ファンのことを考えて一人一人がどうすべきか考えた」と言っています。
香取慎吾は1人でも飯島マネージャーのために独立したでしょう。
絵画の個展をやったり、パリで行ったディナーショーのような形でアイドル活動の延長線上を続けたはずです。
実際には活動をせずいつまたファンの前で歌ってくれるのだろう、とファンに期待させ続けるよりはいっそジャニーズ事務所を飛び出してでもファンの前に姿を現したかった、SMAPの延長線上でファンのためを思って活動したかったんでしょう。
しかし、3人が揃ったことによりAbemaTVが企画を持ち込んだり、3人で曲が出せたりファンミーティングができたりと更なる可能性が開きました。
それは彼らももしかしたら予想外だったかもしれません。